
0.001秒の差が勝敗を分ける、最先端のレーシングテクノロジーの世界。
かたや、数百年続く伝統の技法で、ガラスに緻密な文様を刻み込む、匠の世界。
一見、正反対に見える二つの世界には、共通する一つの「魂」が宿っています。
それは、自らの技術に対する一切の妥協を許さず、完璧を求め続ける「飽くなき探求心」です。
日本のものづくりへの誇りを胸に、それぞれの領域で頂点を目指し続けるTOM’Sと硝子職人。
その二つの情熱が交差したとき、この工芸品は生まれました。
日本の伝統と革新、二つの魂が融合した、唯一無二のコレクターズアイテムです。

江戸時代後期、海外から伝わったガラス製品に日本の職人が切子細工を施したことから始まった江戸切子。
その精巧な技術と美しさは、時代を超えて人々を魅了し続けています。
〜 1985 〜
東京都の伝統工芸品に認定
〜 2002 〜
経済産業省の伝統的工芸品に認定

ガラス製
素材はガラスであること。
手作業
職人の手仕事で作られること。
回転道具
主に回転道具を使用すること。
関東生産
関東一円(主に江東区)で生産されること。

本製品は、大正10年創業の老舗「堀口硝子」の三代目、堀口徹氏の監修のもと、熟練の職人が一点一点手作業で作り上げています。
〜 堀口硝子の歩み 〜
1921年(大正10年)、堀口硝子の創業者・堀口市雄氏(初代社長)は、 江戸切子(ガラスカット)の技術を習得するため、江戸切子技術伝承者である小林菊一郎氏に弟子入りしました。
その後、1947年(昭和22年)に独立し、東京都江東区大島に有限会社堀口硝子加工所を設立。 以来、半世紀以上にわたり、 江戸切子の伝統的文様を生かしながら、現代に通じる新たな文様を加えた作品づくりを続けています。
クリスタルの凛とした透明感と華やぎをお客様に伝えるため、 日々研鑽を重ね、伝統ある「ものづくり」の精神を大切に、「本物」を提供し続けている老舗ガラス工房です。

伝統的な三種の文様には、それぞれトムスのレーシングスピリットが込められています。


円が連鎖し繋がる七宝文は、人々の「ご縁」や「つながり」、そして「繁栄」を象徴する吉祥文様です。
この文様は、国内最高峰のGTカーレース「SUPER GT」の世界を映し出します。トムスが長年にわたり、ファン、スポンサー、そして情熱を共にするチームスタッフと築き上げてきた揺るぎない「絆」。その大切なつながりが未来永劫続き、共に繁栄していくようにという強い願いを、この美しい七宝の文様に込めました。





八角形は古来より「八方」を示し、あらゆる方向からの幸運を引き寄せると言われています。その八角形を籠目(かごめ)で繋いだこの文様は、魔を払い、幸運と発展を呼び込むとされます。
これは、アジア最高峰のフォーミュラレース「SUPER FORMULA」での飛躍への願いです。コンマ1秒を争う極限の戦いにおいて、技術と戦略のすべてを尽くした先に必要となる「幸運」を引き寄せ、トムスが更なる発展を遂げることへの祈りを込めています。







竹や丸太を交差させて組んだ「矢来」をモチーフとした矢来紋は、外敵から守る「堅固な守り」や「物事の基盤」を象徴します。
この文様は、トップドライバーへの登竜門である「SUPER FORMULA LIGHTS」の精神と重なります。未来のチャンピオンを育てるためには、揺るぎない「基盤」の構築が不可欠です。才能ある若きドライバーたちが確かな土台の上で成長し、世界の舞台へ羽ばたいていく。その育成にかけるトムスの姿勢を映し出しました。





ガラスの塊が、職人の手によって輝きを放つ芸術品へと生まれ変わる。その緻密な工程をご紹介します。

デザイン・基本設計に基づき、ガラスの表面に、カット(切子)の基準となる線・点をマーカーで描きます。

基本となる模様を大まかに削り出します。

細かい文様を削り出します。

工程2、3で削り出した粗い面を細かく滑らかにする作業で仕上げの前工程になります。

工程4の削り出された不透明な面をさらに細かく磨き上げ、ガラス本来の透明な輝きを出す最終仕上げの工程です。 磨き工程には木盤と磨き粉(細かいセリウム粉末など)による伝統的な木盤磨きと、 酸をベースにした混酸による酸磨(さんま)・ くすり磨きがあります。

限定25セットの製品は、ひとつひとつにシリアルナンバーが刻印された特製の桐箱に納めてお届けします。
この江戸切子が唯一無二のコレクターズアイテムであることを証明します。


商品情報
価格:¥99,000(税込)
素材:クリスタルガラス
サイズ:50φ × H48mm
桐箱サイズ:約H6.8cm × W18.6cm × D3cm
製造:MADE IN JAPAN、職人による手作り
※色や厚みに個体差があり、模様の出方が写真と微妙に異なる場合があります。
